風水で鏡の扱い方

 風水で鏡とは、気を反射するものとして扱われます。玄関正面に鏡を置くのがNGとされるのは、家の中に良い気を呼び込むことができなくなってしまうからなのです。また、玄関同様、ドアや扉など、人の出入りがある場所も同じようにNGです。そして神聖なものを跳ね返すことがないよう、神棚や仏壇などの正面におくのも控えてください。ですが、鏡は使い方次第。悪き気も跳ね返せますから、間取りに問題がある場合、鏡を使って気を循環させることもできます。
 鏡は気を反射して跳ね返すもの、これを踏まえると鏡の使い方が見えてきます。鏡に映るものは、美しいものや綺麗なもの、自分が欲しいと思うものであるべきです。鏡は、幸福を倍増させることも、悪運を倍増することもできる力があるのです。上手な鏡の使い方は、窓から自然の風景が見えるのならそれが映るように配置するということです。自然の力は、そのまま気をめぐらせるパワーになります。写さないほうがいいものは、クレジットカードの明細や借用書、古い日記や新聞、雑誌などです。マイナスのお金が増幅されるのはもちろん困りますし、過去を写すのも未来への発展を妨げることになります。
 また、寝室に鏡を置いている女性も多いと思いますが、少なくともベッドや蒲団は鏡に映らないように配置すべきです。どうしても難しいのであれば、使わないときには伏せておくか、布などをかけておきましょう。キッチンなど、火を使う場所に鏡をおくのはNGです。鏡はそもそも、火の範疇。火の気が多すぎると精神的に落ち着かなくなってしまいます。
 そして鏡は、大きければ大きいほど良い、とされています。といっても、小さすぎなければ使いやすい程よいサイズでも大丈夫です。避けたいのは、顔だけしか映らない鏡、足元しか写さない鏡など、部位を分断するように写す鏡と、割れたり、ひびが入ったりした鏡です。
 鏡は上手に使えば、風水でも日常生活でもお役立ちのアイテムです。ぜひ上手に使って、良い運気を巡らせてください。

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