風水で見る、間取のタブー

 風水的に、良くないとされる間取りの家は、自然と多くの人が違和感を覚えることが多いようです。今はまったく気にしないという人も増えてきていますが、江戸以降、日本では鬼門を避けた建築が普通でした。ですが、世界一高いとも言われている首都圏の地価を見れば分かるように、都心部では広い土地を確保するのはそう簡単ではありません。そうなってくると。自然と家相を意識した家を建てることが難しくなってきたのです。家の間取りは、運気の流れを妨げないものであることが、重要なポイント。部屋の形は、長方形がベストで、変形があるのはこの流れを妨げやすくなります。変形したおしゃれなデザイナーズ物件は、風水的によくないものも多いようです。
 トイレはとにかくタブーが多い場所です。家の中央に作るのは良い気を集められない典型的な間取。玄関からトイレのドアが見える、特にトイレのドアが玄関ドアの正面にある間取りは金運、健康運ともに低下しやすい間取りです。玄関から入ってきた良運を、水で流してしまうことになるからです。
 玄関は、当然ですが吉方位におくのが基本です。南東と東が吉。家の顔であり、縮図でもある玄関は家運そのものに影響する重要なポイントです。方位以外で気をつけたいのは、狭くゆとりがない玄関、鏡、トイレのドア、階段が玄関正面にある間取りです。玄関が狭いと、十分に気を取り込めない、鏡は良い気を跳ね返して家に入れないようになってしまう、トイレはどこにあっても凶となる存在、良い気が入ってきても殺してしまうのです。マンションでしたら照明に気を配り、絵画や植物などを飾って明るい雰囲気の玄関になるようにしてください。
 リビングや昔でいえば茶の間、これはもっとも日当たりがよく、家の中でもっとも良い位置にするのが基本です。
西向きの窓があるリビングはNGです。西日がきつくまぶしいと、その時間帯は生活しにくく落ち着けませんよね。キッチンもリビング同様、西向きはNGです。

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